あなたの店舗では、お客様の商品・サービスへの興味関心度をどのように測定していますか?
前回のシステム・機能紹介ブログでは、「来店されたお客様の関心度を場所ごとに数値化する」指標についてお伝えしました。
今回は、1人のヒトを基準にした立ち寄り順序や、各場所で要した時間などの「ヒト軸での分析」についてご紹介したいと思います。
人を軸にした立ち寄り順序や、各場所で要した時間
来店客が入口から入店し、レジで支払いを済ませ退店するまでの時間や、各場所における滞在時間、立ち寄った順番などを数値化し、定量的に把握することができます。
下表は、異なるトラックIDが割り当てられた個々の顧客や店員の特定ゾーンでの滞留時間(秒)を、日時とともに示したものです。
例:レジエリアに加え、ゾーンB・ゾーンD・ゾーンGは、来店客の滞留時間が長くなっています。
「選ばれる売場」「選ばれる商品」になるためには、そこに立ち止まり、商品の購入に至るまでの流れを掘り下げて調査する必要があります。
AIセンサーで取得したお客様の立ち寄る順番や滞在時間をもとに、接客ポイントや商品の陳列方法、店内のレイアウトを見直し、パフォーマンスを向上させることができます。
※前回ご紹介した場所軸と人軸は同時に取得することが可能です。詳しくは弊社までお問い合わせください。
〈参考:店内エリアの種類とレイアウト検証〉
商品を効果的に見せる工夫ができていますか?
わかりやすい売場・選ばれやすい商品陳列を心掛けましょう。
エリア例① 棚やラックなどの商品陳列系
売上を伸ばしたい商品を人の目の高さに配置したり、立ち寄り頻度の多い場所に置き、売上個数や購買率などの数字の変化から、施策運用の効果を確認しましょう。
エリア例② 展示物・ディスプレイ系
ウィンドウディスプレイやマネキンの見せ方を見直します。
例えば、今季新作の洋服を着たマネキンの設置場所や、什器のデザインや種類を変えてみるなどして、商品の売り出げに変化があったかどうかを確認します。
エリア例③ 看板・広告系
広告やポスター、デジタルサイネージなどの広告の見せ方を検討し、効果的な販促ができているかを確認します。
具体的な例としては、入り口付近や売り出したい商品の傍に広告を準備し、映像を流す場合と静止画を見せる場合で客の滞留回数を比較します。いずれか反応が良い方を採用すれば、重要指標である来店客数の増加や購買率の向上へとつながります。
※検証したい項目以外の他の基準は揃えたうえで、AIセンサーから情報を取得すれば、検証精度を上げることができます。
まとめ
来店客の「滞留」に着目して,そこに行きつくまでの順序や時間を計測することは、売り上げへの影響をもたらす要因を見つける手掛かりになります。
複数の人が特定のエリアに訪れたり、特定の商品棚の前で一定時間滞在することには、必ず理由があります。
来店客の移動経路や滞留時間などから課題点を見つけ、店舗パフォーマンス向上へとつなげていきましょう。
サービス導入のご相談・ご質問はこちら!
小売店をはじめ800店舗以上の支援実績を持つGROOOVEは、国内外で店舗を持つブランドに対し、店舗がDXで達成したい目的に応じたソリューションを提供することでオペレーション改善を支援しています。
オフライン店舗のパフォーマンス向上・利益アップにつながるお手伝いをいたします。
是非、お気軽にお問い合わせください。